首のリンパに腫れが出た場合、口・喉・鼻の炎症が影響していることもありますが、 以下の病気の疑いもありますから早急に検査するようにしてください。
◆悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫・ホジキンリンパ腫) 全身の組織細胞が悪性化して、臓器を侵す病気です。
「症状」 ・リンパ節が腫れる ・痛みはない ・発熱 ・倦怠感 ・寝汗 ・体重減少
◆悪性リンパ腫(高齢者) リンパ組織が癌化することで発症します。 高齢者になればばるほど発症率が高くなります。
「症状」 ・リンパ節の腫れ(頸部、股のつけ根、ワキの下) ・体重減少 ・痛みはない ・発熱 ・意識障害 ・ひどい寝汗
◆悪性リンパ腫(子供の非ホジキンリンパ腫) 3歳〜10歳の男児に見られます。(女児も発症します) 首の他に腹部や縦隔にも発症します。
「症状」 ・リンパ節の腫れ ・ぐりぐりとしたしこりが出来る ・痛みはない ※進行すると腹痛、顔のむくみ、呼吸困難が見られるようになります。
◆肺サルコイドーシス 原因不明
「症状」 ・頸部、ワキ、鼠蹊部にリンパの腫れが出る ・倦怠感など
◆咽頭がん 上咽頭がんだと、頸部リンパ節に転移する
◆結核 結核菌という細菌が原因で起こります。 明治から昭和20年代までは死病と恐れられた病気でしたが 現在でも人口10万人に対して19.4人が罹患しています。
痛みがなくても安心してはいけません。 痛みがない方が悪性の病気であることは少なくないのです。
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